子宮頸ガンになってしまったFTMTSでございます。


by jack-dancer
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カテゴリ:追加治療~退院まで( 35 )

2005/07/22 退院指導

今日は上戸彩看護師(仮名)による退院指導の日。

術後3ヶ月近く経過しているが、温泉やプールはNGなどの制約が多いことにあらためておれは大病を患っていたのだという実感が込み上げてきた。

込み上げるといえば。
まだまだ吐き気は夕方になると強まるので、ナウゼリン(吐き気止め)を退院後の分も処方してもらう。

退院指導というのは本当にいろいろ細かい点まで気を配って行われるもので、A4判のパンフレットを渡され、じっくりと説明を受けた。
中でも「性生活について」は半ページを割く力作で、こんな美人の看護師さんがあれこれ説明してくれるのかと考えるとちょっとドキドキしたが、「Jackさんはここ、いいですよね」とあっさり流されてしまいました。

 #そらそうだろ>ぢぶん
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by jack-dancer | 2005-07-22 18:31 | 追加治療~退院まで
なんだか回を追うごとに抗がん剤の副作用が厳しくなっているような気がする。
今回はすでに6日経過しているのに、夜の吐き気は強烈で、まだ吐いてはいないが、油断するとどばっと来そうな予感。

復活までもうちょっと。
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by jack-dancer | 2005-07-21 18:05 | 追加治療~退院まで
出勤のための外出前、ほんの数分。
主治医との立ち話で退院決定。

 おれ「2005/07/23に退院したいんですが」
 主治医「いいでしょう。次の外来は2005/08/19。。。っていってもお盆だよね。ヤだよね」
 おれ「いや。その期間はうちのが教育入院してる最中なので毎日ここにきてますから」
 主治医「あ、じゃあちょうどいっか。あと血液検査やるから7/28にきてね」
 おれ「はい」

この後、「熱が出たらすぐ病院にこい」などと脅されるが、概ねおだやかに退院は決まった。

長かったな。
ほんとに長かった。
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by jack-dancer | 2005-07-19 10:56 | 追加治療~退院まで

2005/07/18 感動の瞬間

入院して以来、身体がつらかったり精神的にしんどかったりするたびにおれが思い出すのは

 「日薬(ひぐすり)」

という美しい言葉である。

同室のご婦人が手術直後のおれに教えてくれたものだ。

「これからはねえ、一日ごとによくなるの。日薬っていってね、一日過ごすことが薬になるのよ」

おれの方は追加治療もそろそろ終わりだというのに、そのご婦人は放射線治療のラストスパート時期に消化器系のトラブルが発生し、緊急手術やらなにやらで経過観察室に入ったまま、話すこともままならない状態が続いていた。

そして彼女は車椅子を押してもらって病棟内を散歩できるくらいに回復した。
散歩の最初に寄ってくれたのはおれの病室だった。
まだ話すことはできない。首を左右に動かすことさえしんどそうだ。

しかしおれの手を握り返した小さな掌は、たしかに生きる力に溢れて暖かかった。

妻がまるで自分の身内でもあるかのように涙を流して喜んでいる。

よかった。ほんとうによかった。
これからのあなたの日々が「日薬」となりますように。
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by jack-dancer | 2005-07-18 11:41 | 追加治療~退院まで
深夜、どうしても膀胱炎の症状が治まらず、当直医にきてもらった。
以下はその詳細かつ正確な梗概である。

 当直医「膀胱炎の痛みだそうですが、お薬もらいましたか」
 おれ「2週間前に抗生剤をいただいてよくなりました。そのあと薬はもらってません」
 当直医「抗生剤?」
 おれ「はい」
 当直医「放射線が原因の膀胱炎なんですよね」
 おれ「そうですが」
 当直医「抗生剤というのは細菌に効く薬ですから、放射線が原因の膀胱炎に
      処方するものではないです」
 おれ「は?」
 当直医「とにかく痛み止めを出しておきますから」

おれとしてはこの当直医(臨床研修医)の医師免許をすぐに取り上げるべきだと思うがいかがなものか。

【追記】
さすがに翌朝、別の研修医が飛んできて「尿検査して抗生剤を検討しましょう」。
結果、4日分の抗生剤が処方されました。
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by jack-dancer | 2005-07-17 10:59 | 追加治療~退院まで
今日は外来に妻が来る。先日発覚した糖尿病の治療を開始するためだ。
出迎えのため病室を出ようとしたら、回診にやってきた主治医の山本耕史医師(仮名)とバッタリ出くわした。

 山本「あれっ? 外泊ですか?」
 おれ「いえ、今日は第三内科にいます」
 山本「どうかしたんですか」
 おれ「実はうちのが糖尿だったらしくて。。。」
 山本「奥さん? 最近いきなり言われたの?」
 おれ「いや。。。ホントは結構前から」
 山本「放置してたんだ~(横目)」

。。。そういわれりゃミもフタもないんですがね。
まあぼくはどうせ自分のガンですら気づかずここまで大きくしちゃった人間ですから。

しかし彼は実に丁寧にいろいろとアドバイスをくれた。
重度の糖尿病性腎症にならないうちに絶対に治すべきであること、糖のコントロールさえ慣れれば付き合いにくい病気ではないが、網膜なども心配なので念のため眼科の検診を受けておくにこしたことはない、などなど。

 山本「で、吐き気と熱はどうですか」
 おれ「吐き気は今ありません。熱は36.5度です」
 山本「ではいってらっしゃい」

これっておれの回診ってより妻の予診のような気が(略)

外来受付でまちあわせ、順番待ちをしている間、本当に妻は不安で小さくなっていた。

結果、要入院。
ただしこの入院は生活習慣を正し、低カロリー食を身をもって覚えるためのものであり、基本的には加療のためのものではないため、そうは急がなくていいそうだ。
とりあえず2005/08/18から1週間を目安に、妻は入院する。
彼女は平日13時~17時のみ外出として会社に来て、それ以外の時間を病院で過ごすことになる。
そしておれは毎晩彼女の病院に顔を出し、彼女をはげましたりからかったりするのだ。

お前に今まで心配かけたぶんだけ利子つけてお返しするよ。
おれに機会を与えてくれてありがとう。
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by jack-dancer | 2005-07-16 15:36 | 追加治療~退院まで

2005/07/15 最後の一滴

抗がん剤治療が本日で終了した。
副作用は数日遅れで来るのでまだまだ油断ならないものの、もう点滴のライン確保に怯える日々とはさようならである。
この日、抗がん剤を落としている間の担当は、病棟でもっとも評判のいいS看護師であった。

 おれ「今日で抗がん剤おわりなんですよ~」
 Sさん「あれっ? Jackさんって3回だっけ? えっ? もう5回目だっけ?!」
 おれ「5回目なんですよ~」
 Sさん「なんだかあっという間でしたよね。。。こういう日に立ち会えるって感慨深いです」

放射線治療も残すところあと3回。
熱もほとんど平熱で、朝36.9度・夜36.5度。

回診にきたF医師に来週の退院希望を伝え、外来のスケジュールを組んでもらうよう依頼。

深夜、膀胱炎の痛みでちょっと眠れなくなったが、患部をあたため眠剤を飲んで乗り切る。

本格的に退院までのカウントダウンがはじまった。
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by jack-dancer | 2005-07-15 15:06 | 追加治療~退院まで

2005/07/14 微熱と不安

おれの主治医は患者に隠しごとをしない、たいへん信頼できる医師だ。
しかしそのバカ正直さが時として不安を生む。

今日出勤前に外出許可書をもらいにいったときのこと。

 「jackさん、今朝、熱はどれくらいありましたか」
 「37.2度まで下がりました(やや得意気)」
 「。。。微熱、ありますね(しょんぼり)」
 「ま。。。まずいですかね(いきなり不安)」
 「原因、わからないんですけど。。。また血液に炎症反応が出てて。。。」
 「膀胱炎が原因じゃないんですか」
 「いや、ちがいます。かといって腎盂腎炎の数値でもありません(きっぱり)」

うはあ。
そんなところだけきっぱり言われたって、あんたが血液検査してわかんないものをおれがわかるわけないよ。

昨夜腫瘍マーカーの話題でガッツポーズをとって見せた人間と同一人物とは思えないような表情で、彼は外出するおれを見送ってくれた。

 「万が一、熱出てだるくなったらすぐ戻ってきてくださいねえ」
 「はい。タクシーでワンメータなのですぐ戻りますよお(ひきつった笑い)」

 #患者に気を使わせてどうするんだ>山本耕史医師(仮名)
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by jack-dancer | 2005-07-14 18:26 | 追加治療~退院まで

2005/07/13 喉元過ぎれば

今朝からほんの少し体調がいいような気がする。
追加治療の副作用が出ているときにはもうこの世の終わりみたいなところまで気分が落ち込むが、ちょっとでも体調が上向きになるとそんなことは忘れ、退院後の焼肉や寿司のことばかり考えている。

放射線科看護師の話では、

 「白血球は金曜よりも(月曜のほうが)持ち直してますよ~」

といわれ、朝方まで38.1度あった熱は放射線治療後37.2度まで下がっていたので出勤。

 #さすがに主任看護師の視線はちょっと呆れてました。。。

延期になっていたクライアントとの打ち合わせも無事終了。

昼飯は妻がテイクアウトしてくれた謝朋殿粥餐庁のおかゆ。
暖かいものがおいしく感じられるなんてずいぶん久しぶりだ。

そう。抗がん剤の副作用は長くて5日。
今週の金曜に最後の抗がん剤を落としたら、つぎは楽しい週末が待っている。

ここまできたよ。
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by jack-dancer | 2005-07-13 16:08 | 追加治療~退院まで

2005/07/12 焦燥感

今度は朝から発熱。
放射線科の医師は治療で骨髄抑制がかかり、白血球数が減っている可能性を考慮して治療の休止または延期を示唆するが、そんなことはしていられないのである。

今、おれの職場はほとんど妻がひとりで回しているのだ。
このままでは遠からず妻が倒れることになる。

発熱よりも嘔吐のほうがつらいが、少し食べたほうが吐くのはラクだから、おかゆを流し込み、砂糖水を飲み、吐く。

なあに、抗がん剤はあと1回。
1週間後には晴れて開放されるはずだ。

もう少しもう少し。
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by jack-dancer | 2005-07-12 10:32 | 追加治療~退院まで