子宮頸ガンになってしまったFTMTSでございます。


by jack-dancer
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2005年 04月 05日 ( 2 )

2005/04/05 夢を見たいね

朝、また妻に起こされる。
なれない手つきで作ったのだろうリゾットを、すまなそうに勧めてくれる。

「あんまりおいしくないかもしれない。。。」

そんなこと言われたら胸が詰まって、せっかくの朝メシが食えなくなっちゃうよ。
いいんだ。おまえは気にするな。

職場に着いてすぐクライアントとの打ち合わせがあるため、スーツで出勤。
約5日ぶりのネクタイが心地よい。
やっぱり服装がキマらないと姿勢も悪くなるし、体調もどんどん悪くなっていくような気がする。

 #昨日のおれはノーネクタイにスニーカーという
 #普段からは想像もつかないラフな格好で出勤したので
 #上司からも部下からも「うっわ~。相当キてるな~」という
 #目で見られてしまった。

打ち合わせの席で、一時ではあるが担当を外れる挨拶をしなければならないのが少し憂鬱だったが、クライアント側担当者に

 「大丈夫。みんなで仕事を分散すればなんとかなるって」

といってもらい、ひと安心。

昼食時、突然「鶏のからあげwithおろしぽん酢」が食いたくなる。
さっきまで米の飯も油ものもまったく欲しくなかったのに。

さすがにそんな都合のいい弁当はないだろうと思っていたが、妻が慌てて近所の弁当屋に買いに走ってくれた。

ゆずぽんとおろしのから揚げ弁当。ビンゴ!こいつだよこいつ。
おいしい。すごくおいしいよ。あんなうまいもの久しぶりに食ったよ。
さすがに1.5人前はあろうかというデカさの弁当を完食するのは無理だったけど(笑)。

夕刻、以前おれの上司だった女性にロビーで会う。

 「お身体、大丈夫ですか」

そういう彼女の方が華奢で折れそうだ。

 「はは。不摂生がたたりました」
 「お仕事のし過ぎなんですよ。ゆっくり休めるといいですね。待ってますからね」
 「ありがとうございます」

おれの存在を許してくれて、認めてくれた元上司の言葉はほんとうに胸にしみた。

そうか。おれって仕事ばっかしてるように見えてたんだなあ。
本当は適当に手を抜いたりして、要領よくやってたんつもりなんだけどなあ。

明日からは優秀な助っ人くんが手伝いにきてくれる予定。
この職場は本当に得がたく、すばらしいところだと思う。
以前冗談混じりに「この会社には死ぬまで居座ってやる」とか言っていたのだが、いまこそ本当にこの職場の良さがわかる。

体調もすごくいい。もう夕方なのに腰のだるさ以外はほとんど不快な部分がない。
今日までの数日間は、飲みすぎて見た悪夢なんじゃないだろうかと。

しかし結果は48時間後。
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by jack-dancer | 2005-04-05 18:28 | 確定診断まで
告知以来、わずか数日で体力がガタ落ち。
身体のおかしいところがすべてガンのせいに思えてくる。
そこで具合の悪い(ガンのせいじゃないか?と思ってしまう)箇所を列挙し、ひとつづつ自分自身で論破してみる。

1.腰痛

 なんと快方に向かっている。
 本当にガンのための痛みだったらこんなにヘラヘラしていられない。

2.肛門前部の違和感

 あまり食事をしていないので便が出ないんだからあたりまえ。
 告知直前に神経がやられて下痢をしたときには違和感なんかまったくなかった。
 数日というレベルの短期でここまで進行するガンはさすがにないと思う。

3.不正出血

 内診”前”に、「タンポン入れますね~」と看護師さんが言っていた。
 つまり内診後の出血はある程度見越されていたはず。
 しかもガンなんだから多少の出血なんかあたりまえなのである。

4.嘔吐感

 食事をまともに摂っていないんだし、神経が疲れてるんだからこれも当然。
 「治療前」子宮ガンの自覚症状として吐き気なんてのはありえない。

5.疲労感

 いや。だからさあ。そりゃあ疲れるだろうよ。
 メシも食わず寝不足でまともに行動できるほうがおかしいよ。

【結論】

ぐだぐだ言わずに食って寝ろ。
ガンも手術もほぼ確定なんだから、こんなところで盛り上がって、勝手に悲劇の主人公やって、体力落とすのは愚の骨頂。
なに? 導眠剤がないと眠れない?
じゃあ飲んで寝りゃいいだろ~が。
お前の飲んでるのなんか、たかが市販の「ド●エル」じゃねえか。
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by jack-dancer | 2005-04-05 00:13 | 確定診断まで