子宮頸ガンになってしまったFTMTSでございます。


by jack-dancer
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

2004/04/06 あと24時間を切りました。

妹に電話をした。
しばらく前から一緒に住んでいるひとがいることを告げた。
妹にはおれが性同一性障害だということを話していなかった。
最後まで隠して生きようと思っていた。

だが、手術ともなれば見舞いや付き添いで、妻と妹がかち合うのは目に見えている。
そしておれにもしものことがあったとき、妻に肩身の狭い思いをさせたくない。

「お前に言わなきゃいけないことがある」
「なに?」
「好きなひとがいる。もうずいぶん前から一緒に住んでるんだ」
「そうなんだ~。で、男のひとなの?」

ああそうか。お前は知っていたんだよな。
同じ腹から出てきて、十数年の時を過ごしてきたんだもんな。

「。。。いや。女だ」
「へ~。コイビトって感じなんだあ」

倫理的にとても厳しい精神を持っている妹に、このドサクサにまぎれてカミングアウトするしかない、ケツの穴の小さい野郎だと笑ってくれ。

でもおれは夢を見る。

ワガママで強気で潔癖な妹を、こんなふうにものわかりよくしてしまったのは、おれの病気のせいなのだ。だから。。。だから夢を見る。

数年後、妹がおれと妻に向かって必ず

 「あんたたちなに考えてんのよ! ヘンタイ!! サイテ~!!!」

と罵るようになってくれることを。

そして

 「なんであのときカミングアウトなんかしちまったんだろうな~
 気が弱くなってたんだよな~。くっそ~」

と後悔の臍を噛んでいる自分を。
[PR]
by jack-dancer | 2005-04-06 17:47 | 確定診断まで